私と〇〇

書きたいことができたから書く

私と口内炎

本日、歯医者の定期検診に行ってきた

主に歯と歯茎のチェック、歯石除去がメイン

これだけのために通うのは面倒だなとは思うけれども

10年、20年後に自分の歯が抜けるなどはまっぴらごめんだ

そのことを考えるなら、定期検診に通う方が余程いい

費用はまあまあかかるが...

 

そんなこんなで検診が終わる頃に先生がふと気になることを聞いてきた

 

「この口内炎、いつからありますか?」

 

訪ねてきた口内炎は下唇の右端にある大きなやつのことだろう

 

私は口内炎とは長い付き合いだ

歴代の彼女よりも長いお付き合いをしている

合計しても口内炎の方が長い付き合いをしている

既に同棲(口内にできるため)をしているし、私のことをよく知っていると思われる

 

中学生前後から頻繁にできるようになったかな

食事中に唇や頬を噛んでしまい、噛んだことなど忘れた頃に現れる

まるで親戚から来る連絡のようだ

 

こいつの厄介なところは染みることと大きくなること

お茶を飲むにも、ご飯を食べるにも何か接触するととても染みて痛い

そして日を追うごとに徐々に大きくなっていく、自爆前のセルみたいだ

なんでこんな拷問を受けなきゃいかんのか

 

それは私が口を噛んだからだけれども

 

やつは直径5mm程度まで大きくなり、そのうち治っていく

そして忘れた頃に口を噛み...その連続である

 

口を噛まずともストレスなどでもなる

一時期ひどい時は両頬と唇の両端、舌の根元の合計5つできたこともある

残り2つできたら、願いを叶えてくれるのかなと考えながら

より時間をかけて食事をし

歯磨きでブラシが当たるたび、泣きそうになるのはここだけの話

 

そんなこんなだから口内炎ができても

 

「まーたできてら、ビタミン剤飲みますかー」

 

そんな感じで過ごしていた

 

話を戻そう

 

検診中に訪ねられた口内炎

口内炎というのだろうか

 

1ヶ月前にできたもので一時期は5mmより大きくなり、いつも通り染みた

いつもより染みていたかもしれない

例のごとくビタミン剤を飲んだおかげか、痛みは引いてきた

いつもと違うことが起きているなとは薄々気づいてはいた

 

治らないのである

 

いつもなら、徐々に小さくなっていき、完治する

その場所は真っピンクな普通の唇になるのだ

だが大きさは変わらないまま、痛みだけが引き残り続けている

痛みがなくなれば、口内炎が有った事すら忘れる

だから、今日指摘されるまでそんな些細なことなどすっかり忘れていた

 

「あー、それ1ヶ月前にできたやつですよ、痛みはないんですよね」

 

楽観的に答えた私

「あーそうなんですね」くらいで終わると思っていたのだが返答は違った

 

「痛みないんですか?ちょっと念の為写真撮らせてもらってもいいですか?」

 

その言葉の後、助手さんも現れカメラで口内炎の写真を数枚取られ

軟膏を処方され、2週間後に必ず口内炎の様子を見せに来いと言われた

 

何大袈裟なことしてんだろう、たかが口内炎だぜ?

 

普通にそんなことを思っていたのだが

カタカタ調べていると、とある芸能人の記事に辿り着いた

 

口内炎と診断され、なかなか治らず別の病院に行くと口腔がんと診断されたというもの

 

そっか、そういう可能性があるんだな

 

たかが口内炎と思い込むのは良くないなと再認識させられた

 

今までも甲状腺の異常、不整脈の診断など色々あったが

どれも異常はなかったし(不整脈に関してはスポーツ心臓のため)

今回も大丈夫ではあるだろう

 

でも一応のこともあるかもしれないので

処方された軟膏を綿棒で塗りながらこれを書いている

 

まぁ大丈夫でしょう

 

大丈夫じゃなかったら、その時考えるよ

 

心配はしないでくれ、逆に不安になるから

 

いつも通り接してくれ、安心するので

 

そんなことをちょこっと書きつつ

明日のジムの準備をする私なのであった